ジャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)が、スロベニアのプラニツァで開催されている世界選手権の個人ラージヒルを、怪我のため欠場することがわかった。
23日の個人ノーマルヒルでは、20位だった高梨。翌日の公式練習で転倒して病院に搬送された彼女は、25日の女子団体、26日の混合団体のメンバーからも外れていた。経過を見たうえで、28日の個人ラージヒルも出場しないと判断したようだ。
この知らせを受け、ポーランドメディアの『Skijumping.pl』は、「サラ・タカナシが撤退した」と報じるとともに、スタートリストに高梨の名前が載っていないことについて、こう反応している。
「サラ・タカナシが、金曜日の公式練習中に危険な転倒に見舞われたことを思い出してほしい。彼女は病院で診断を受け、土曜日の女子団体戦から欠場した。そして、27日の月曜日、日本代表チームのコーチングスタッフは、最も成功したアスリートを出場させないと決めたようだ」
#THE DIGEST
スキージャンプ女子の平昌五輪銅メダリストの高梨沙羅(26)=クラレ=が28日、インスタグラムを更新。開催中の世界選手権(スロベニア・プラニツァ)の公式練習で転倒、脛骨骨挫傷のため女子団体、個人ラージヒルなどを欠場する心境を英語と日本語でつづった。
【高梨の日本語コメント全文】
チームの皆様、そしていつも応援して下さっている皆様。
今回の世界選手権につきまして、お騒がせ、ご迷惑をお掛けし大変申し訳ありませんでした。
世界選手権前から痛みの出ていた左膝が悪化し、トレーニングラウンドでの転倒。病院の検査にて脛骨骨挫傷と診断されました。
本来はご迷惑をお掛けする前にやめるべきところ、第二のホームとも言える程の期間を過ごしているプラニツァでの世界選手権には特別な感情があり、最後まで諦めきれませんでした。
ノーマル個人戦に出場するにあたり、出来る限りのケアを施して、飛ばせて下さったトレーナーさんやサポートして下さったチームの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
今後は左膝の感覚が戻るまでは、治すことに注力し、テレビの前で全力でチームの応援したいと思います。
このようなご報告になってしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。
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