デイリースポーツ
日本バスケットボール協会は11日、女子日本代表候補を発表し、エースの渡嘉敷来夢、高田真希ら21人が選出された。東京五輪銀メダルで大会最多アシストのPG町田瑠唯(30)=富士通=は、五輪以来2季ぶりに復帰。恩塚亨監督体制となってからはこれが初招集で、都内で公開された強化合宿で取材に応じ「このチームでは新人のつもり。久々の代表でもあるので、いろんな選手に話を聞いて(新たな部分を)取り入れていきたい」と、初々しい様子で語った。
昨年は米プロリーグWNBAに挑戦し、世界最高峰の舞台で経験を積んだ。この日はコンディション不良で別メニュー調整となったが、「久しぶりなので緊張しています」とソワソワした様子。新体制ではメンバーやシステムも変わっただけに「恩塚さんのバスケは(前任監督の)トムさんのバスケと全然違うので、早く慣れていきたい」と意欲を示した。
世界ランク9位の日本女子は、新体制で臨んだ昨年のW杯はまさかの9位に終わった。6連覇が懸かるアジア杯(6~7月、シドニー)では、4強以上でパリ五輪世界最終予選(24年2月)出場権にもつながる。帰ってきた頼もしい司令塔は「まずは目の前のアジア杯で代表に残れるように頑張りたい。スピードのあるバスケに持っていけるように、みんなのいいところを出していきたい」と力を込めた。
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