スポーツニッポン新聞社
◇卓球・世界選手権個人戦第7日(2023年5月26日 南アフリカ・ダーバン)
女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランキング10位の早田ひな(日本生命)は同3位の王芸迪(中国)と対戦し、最終ゲームまでもつれ込む死闘を制して4―3で勝利し、準決勝に進んだ。3位決定戦がないため、これで銅メダル以上が確定した。
前回大会の4回戦で敗れた相手との再戦。3―3で突入した最終第7ゲームでは、8―10とマッチポイントを握られる。だが、ここから粘りを発揮。互いに譲らない中、最後は21―19で1時間を超える戦いに終止符を打ち、勝った瞬間から感極まって涙を流した。
今大会を前に「(シングルスは)最低でもメダルを獲得したい。そうなると、中国人選手に1回は勝たないといけない。自分自身、やるだけ」と語っていた早田。女子シングルスで日本勢が準決勝に進出するのは、17年大会の平野美宇(木下グループ)以来となった。
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