報知新聞社
◆第3回女子野球アジア杯 ▽決勝 日本8―3台湾(1日、香港)
女子野球アジア杯の決勝が行われ、侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」は台湾を下して、17年、19年大会に続く3連覇を達成した。
コロナ禍で3年半ぶりとなった国際大会でも、世界ランキング1位の日本の強さは揺るぎなかった。第1回大会の初戦からアジア杯15連勝中の日本は2回、2死二、三塁でダブル主将の1人、出口彩香(30)=西武ライオンズレディース=の適時二塁打で2点。3回にも泉由希菜(26)=淡路BRAVE OCEANS=、只埜榛奈(28)=東海NEXUS=の連打で2点など、4回までに6―0と引き離した。
しかし世界ランキング2位の台湾も粘りを見せる。6回に2番手の坂東瑞紀(29)=阪神タイガースWomen=を攻めて3点を返したが、反撃もここまで。日本はその裏にだめ押しの2点を加えると、最終回は1死一塁から板東が遊併殺に打ち取ってゲームセット、選手は歓喜した。
今大会、全6試合で計79得点に対し失点はわずか5と圧倒した日本。以下の順位は2位に台湾(4勝2敗)、3位・韓国(4勝2敗)、4位・香港(2勝4敗)で、この4チームが来夏にカナダで行われる第9回WBSC女子W杯本戦に向けた1次R(今年8月カナダまたは9月に広島の2会場で開催)にアジア枠で出場する。
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